伊藤監督と逆バッテリーで始球式を行う古田さん=富山市の県営富山野球場

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古田さん投げ、伊藤智監督が捕る あべこべ始球式に歓喜

2018/06/24 02:00

 富山市の県営富山野球場で23日行われたルートインBCリーグ・富山GRNサンダーバーズ-信濃グランセローズ戦の始球式で、元ヤクルトスワローズの古田敦也さんがゲストで登場した。伊藤智仁監督とはヤクルトの現役時代、バッテリーを組んでおり、この日は古田さんが投手、伊藤監督が捕手という「逆バッテリー」を披露。盟友の姿にホームゲームでは今シーズン最多となる1206人のファンが歓声を上げた。

 

 伊藤監督が富山の監督に就任することを聞いた古田さんが「チャンスがあれば試合に行く」と約束しており、始球式が実現した。試合前のトークショーで古田さんは富山県の印象について「現役時代に何度も来ていたので、思い出深い場所。外野越しに山がきれいに見える球場は他にない」と魅力を語った。

 

 古田さんは伊藤監督との現役時代のエピソードも紹介。伊藤監督がヤクルトに入団した当時、指導係を務めていたと話し、「(伊藤監督は)気の良い人。オンとオフははっきりしていた」「スライダーに関しては今まで見た中で一番」と振り返り、会場を沸かせた。

 

 始球式では富山のユニホームに身を包んだ古田さんがマウンドに上がり、観客からの声援に手を振って応えた。ボールは内側にそれたが、投球後、笑顔で握手を交わす2人に会場は拍手で包まれた。

 

 家族全員がヤクルトファンだという会社員清水一美さん(51)=富山市磯部町=は「めったに見られない光景で新鮮。感激した」と喜びを語った。

 

 富山GRNサンダーバーズ後援会の会社員出口昌弘さん(26)=高岡市向野町=は「古田さんは誰もが知っている人なので来てくれてうれしい。選手にも刺激になると思う」と笑顔を見せた。

 

 古田さんは始球式の後、「富山が優勝したら、ビール掛け用のビールを届けにまた来たい」とチームの活躍に期待した。