ホッとニュース 【3月12日01時44分更新】

墓磨きは任せて 富山県シルバー連合会が新事業本格スタート

墓石を磨き上げる会員=富山市八ケ山の真国寺墓地
 県シルバー人材センター連合会は、県内15のシルバー人材センターで、墓清掃サービ スを本格的に始めた。県外在住で県内に墓を持つ人や、お年寄りに代わって墓石の洗浄や 周辺のごみ拾いなどを行う事業で、会員の就業拡大につなげる。初めての作業日となった 11日は、富山市シルバー人材センターの会員2人が市内の墓地で墓石1基を丁寧に磨き 上げた。

 同連合会によると、県内全域で墓の清掃サービスに取り組むシルバー人材センターは全 国でも初めて。作業は2人1組で行い、費用は5000〜7500円。県外からの発注者 には清掃後の墓石の写真を送る。

 墓石の洗浄は、庄司康信会長が2009年5月の就任時から新事業として計画。同12 月に墓石を洗う際の注意点や道具などをまとめたマニュアルの作成を始めた。会員を対象 にした研修会は2月の2回と今月12日に開催。計約150人が受講し、県内全域でサー ビスを提供する体制を整える。

 11日に清掃したのは富山市八ケ山の真国寺にある墓で、今週末に納骨を控えている。 同市シルバー人材センター会員の黒田清人さん(71)と畠山彦彰さん(68)が墓石を 傷つけないよう、たわしとナイロンたわしを使い分け、丁寧に手洗いし、最後に花や線香 を供えて手を合わせ、約1時間の作業を終えた。

 庄司会長は2月に北海道を訪問し、富山市出身の高橋はるみ知事に県人へのサービス周 知を求めたほか、道内の北陸銀行支店にチラシを配布した。東京、名古屋、大阪などの県 人会を訪ね、PRを進めている。

 庄司会長は定期的に清掃を行うなどサービスの充実を検討しており、「墓の所有者に安 らぎを与えられるような事業にしたい」と期待を込めた。


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