作品の見どころを紹介する岡田監督(右)と堀川代表=高岡市のイオンモール高岡

県内で先行試写会 アニメ「さよならの朝に約束の花をかざろう」

2018/01/23 01:50

 南砺市のピーエーワークスが制作を手掛けた劇場版オリジナルアニメ「さよならの朝に約束の花をかざろう」(さよ朝)の先行試写会は22日、高岡市のTOHOシネマズ高岡と、富山市のTOHOシネマズファボーレ富山で開かれた。高岡での舞台あいさつでは、本作が初監督作品となる脚本家の岡田麿里さんと、制作現場のプロデューサーを務めた堀川憲司同社代表が「何度見ても新しい魅力に気づく作品になった」と語った。

 

 数百年の寿命を持ちながら10代半ばで成長が止まる「イオルフ族」の少女マキアと、幼くして両親を亡くした人間の男の子エリアルが主人公。見た目が変わらないままのマキアと、成長していくエリアルの絆を描いている。

 

 物語は布を織る場面から始まり、岡田監督は舞台について「ファンタジーなので、この世界にはないが、懐かしさを覚える場所にしたかった」と話した。

 

 2017年に声優デビューした石見舞菜香さんがマキア、入野自由さんがエリアルを演じる。高岡、富山の試写会に合わせて700人以上が参加。感動が広がり、涙をぬぐう人の姿も見られた。2月24日に全国公開される。

 

 ピーエーワークスはこれまで、地元・南砺をモデルにした「true tears」、金沢の湯涌温泉をモデルにした「花咲くいろは」などを送り出してきた。岡田監督は両作品の脚本を手掛けたことから、ゆかりが深い富山県内で全国で最初となる試写会が開催された。試写会は北海道から福岡まで12カ所で開かれる。岡田監督は「皆さんの記憶に残る作品になれば、うれしい」と話した。

 

 堀川代表は高岡での舞台あいさつで、制作現場のプロデューサーとして指揮する最後の作品とする意向を示し「岡田監督に感謝したい。思い残すことはない」と語った。