百塚遺跡で見つかった肩から腕にかけての部分

富山・百塚遺跡の発掘品、遮光器土偶と判明

2017/08/24 01:50

 富山市で2008年に発掘された土偶の一部が、縄文時代に東北地方などで作られた「遮光器土偶」のものであることが分かった。富山県内ではこれまで5例が見つかっており、富山市考古資料館で25日から開かれる企画展「縄文人とふしぎな道具」で展示される。

 

 新たに遮光器土偶と分かったのは、富山市百塚遺跡で2008年に見つかった肩から腕にかけての部分。土偶の一部として発表されていたが、種類は分かっていなかった。

 

 企画展に合わせて、富山市教委が4月から実施した調査で、中が空洞であるなど遮光器土偶の特徴があると確認した。遮光器土偶は、県が中心となって1992年度に実施した調査で県内に4例があると分かり、95年には富山市浜黒崎野田・平榎遺跡から1例が出土している。

 

 企画展ではこのほか、県内と岐阜県飛騨地域で見つかった用途不明の土偶や石棒など149点が並ぶ。46点が初公開で、動物の顔が描かれたものや、キノコの形をした土製品が展示される。展示は来年4月8日まで。