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北陸の経済ニュース 【1月13日03時05分更新】
アジア回復で前年超え 金沢港の取扱量
世界不況で急減した金沢港のコンテナ取扱量が、輸出の回復に伴って増加してきた。金
沢港運(金沢市)によると、昨年11月に取扱量が前年比プラスに転じ、12月はリーマ
ン不況に入って以降初めて3千個の大台を回復。大底だった昨年4月の2倍近くに上った
。繊維機械、運搬用機械の輸出が伸びており、中国などアジア経済の持ち直しが金沢港に
活気をもたらしている。金沢港の荷役を担う金沢港運によると、輸出入を合わせた金沢港のコンテナ取扱量(2 0フィートコンテナ換算)は、昨年11月が2680個(前年同月比4%増)、12月が 3038個(同10・2%増)となった。 前年同月を上回ったのはリーマン・ショックの影響が出る前の2008年10月以来、 1年1カ月ぶり。3千個を超えたのも08年10月以来で、昨年2〜8月は2千個を下回 り、同4月には前年同月比50・9%の1622個に落ち込んでいた。 石川県によると、取扱量が伸びているのは中国、東南アジア向けの繊維機械や運搬用機 械などの輸出。「地元企業がアジア市場の開拓に力を入れている」(港湾関係者)ためで 、繊維機械の津田駒工業(金沢市)は「昨年後半から中国向けが動き出した」としている 。 金沢港の中国・上海コンテナ航路は昨年11月、運航会社が寄港日程を調整し、輸出の 所要日数を従来の10日間から3日間に短縮。神戸や大阪、名古屋などの港を使っていた 北陸の荷主が金沢港を利用しやすくなった。 県や金沢港運は、新規荷主の獲得に向けた企業訪問などを強化した影響もあるとみてい る。津田駒工業は「通常は神戸港から出しているが、県の要望もあり、昨年からなるべく 金沢港を利用している」とする。 コマツ粟津工場(小松市)の佐々木一郎工場長は「今年後半に北米市場が回復すれば、 (北米の定期航路を持つ)金沢港をさらに活用できる」と強調する。石川県鉄工機電協会 がコマツなど製造業20社でつくる組織を設け、貨物の「合い積み」を呼び掛けており、 金沢港運担当者は「今年下期にはコンテナの取扱量がさらに増える」とみている。
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