北陸の経済ニュース 【10月18日03時51分更新】

二酸化炭素を年40%削減へ 石川・野々市「しあわせの湯」
 米沢電気グループのオータム(石川県野々市町)は、同町で運営する温浴施設「しあわ せの湯野々市店」で二酸化炭素(CO2)の排出量削減に乗り出す。温泉開発などのエオ ネックス(金沢市)の支援を受けて設備などの見直しを進め、来年度はCO2排出量を4 0%削減する。17日までに、北陸の温浴業者としては初めて、環境省の「自主参加型国 内排出量取引制度(JVETS)」の採択を受けた。

 オータムによると、温泉をくみ上げる際に出る排水熱の回収や、ボイラー、ポンプの制 御などにより、CO2排出量を減らすことができるという。燃料や光熱費の削減につなが り、省エネで年間数百万円のコスト改善効果が見込める。設備見直しなどに伴う費用は親 会社の北星産業(野々市町)が負担する。

 JVETSに採択されると、CO2の削減目標を定めた企業は、国から排出削減に必要 な設備投資費用の3分の1の補助を受けられる。オータムは「顧客サービスの質を下げず 、環境配慮の企業姿勢をアピールしたい」としている。

 エオネックスは7月に温浴施設コンサルティングを手掛けるトリリオン(東京)と業務 提携しており、顧客に省エネに関するサービスを提供、実現したコスト削減効果から報酬 を受け取る「ESCO事業」を展開している。


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