石川のニュース 【9月2日03時43分更新】

町家再生、補助費積み増し 金沢市の補正予算案 

再生が加速する金澤町家=金沢市東山2丁目
 「歴史都市」金沢の伝統的な町並み保全に向け、「金澤町家」の再生が加速する。金沢 市が今年度、既存の支援制度を一本化、拡充して創設した「町家再生活用事業」に当初の 想定を超える申請があり、市は補助費を追加して対応する。市9月補正予算案に18件分 の改修費4700万円を計上する。

 町家再生活用事業は、まちなか区域を中心とする景観条例指定区域内の町家を対象に、 内外装の修繕や耐震補強工事の費用を半額助成する制度。上限額は住宅で400万円、店 舗や工房、事務所では設備機器も含めて500万円で、今年度当初予算には11件分の補 助費2200万円が盛り込まれた。

 従来の伝統的建造物修復支援制度では対象外だった内装修繕や設備費用を含めたことで 限度額、使い勝手とも向上しており、市には8月末時点で昨年度の4倍近い60件以上の 相談が寄せられた。このうち29件で今年度中に改修が完了する見通しとなっている。

 市は1950(昭和25)年以前に建築された建築物を「金澤町家」と位置付け、外観 修復や耐震化などを後押ししてきた。昨年度の利用実績は外観修復や防災構造整備を対象 とする伝統的建造物修復支援制度で8件、水回りの改修も対象とするまちなか住宅リフレ ッシュ支援事業で9件だった。


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