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石川のニュース 【8月19日03時22分更新】
松枯れに木酢液「有効」 石川県立大の長谷川客員名誉教授が確認
松枯れは、マツノザイセンチュウの侵入や酸性雨による樹勢の衰えなど複合的な要因で 発生する。これまでは伐採や薬剤注入で補修を図ってきたが、多大な経費や手間が掛かっ ていた。 今回の試験は、宝達志水町で木質バイオマス発電所を運営する「いしかわグリーンパワ ー」などが、発電時に大量生成される木酢液の有効活用を目的に、長谷川客員名誉教授に 依頼した。 試験には、志賀町の能登ゴルフ倶楽部(くらぶ)が協力。今年4月下旬、コースに隣接 する約2千平方メートルの松林のうち、1千平方メートルに200倍に希釈した木酢液を 散布し、残りの1千平方メートルと比較した。 その後、長谷川客員名誉教授が7月下旬まで数回、散布区域と無処理区域を観察。枯れ 枝が6割以上の木を枯れた木と判断すると、散布区域では枯れた木の本数が約20%少な かった。木酢液の有機成分が殺虫、殺菌効果を発揮したとみられる。 長谷川客員名誉教授はこれまでにも、キャベツやダイコンの栽培で木酢液を使用し、生 育と品質向上に効果があることを確認している。松枯れ対策では、早春や秋に散布回数を 増やすと比例的に効果が表れると推測し、「散布時期や濃度などを多くの場所で検討し、 効果的な散布方法を検討したい」と話した。 副産物である木酢液の効果が実証されたことを受け、いしかわグリーンパワーは「資源 の循環を促進していきたい」としている。
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