石川のニュース 【7月3日03時04分更新】

自首の成立認めず 県内3例目裁判員裁判 強盗致傷で懲役4年6月判決
 石川県内3例目の裁判員裁判で強盗致傷罪に問われた金沢市大野町4丁目、無職方山陽 平被告(23)に対し、金沢地裁(神坂尚裁判長)は2日、懲役4年6月(求刑・同7年 )の判決を言い渡した。

 神坂裁判長は判決理由で、方山被告が路上に倒れた被害者に単独で暴行したことを認め 、「危険で悪質な犯行態様で同情すべき点はない」と述べた。

 同被告が第三者を介して事件への関与を金沢中署に告げ「自首が成立する」とした弁護 側の主張に対し、第三者が同被告の氏名の一部しか知らなかったことなどから「自首は成 立しない」とした。

 判決では、同被告は昨年12月6日未明、同市千日町の路上で能美市の男=傷害罪で懲 役1年6月、執行猶予3年の判決確定=とともに、男性=当時(33)=に暴行してけが を負わせ、同被告が財布を奪った。

 判決後、裁判員と補充裁判員の経験者計4人が金沢市の金沢白鳥路ホテルで2次会見を 行い、補充裁判員を務めた男性(29)は「(評議の)方向性が決まっていて、逸脱しな いようにある程度決められた中で議論していたと感じた」と評議のあり方に疑問を呈した 。

 男性は、法の知識がない分、評議で裁判官に頼ることが多く、意見が割れることは少な かったとし、「裁判官の対応は筋道からそれないようにするもので、もっと裁判員の意見 を重視してもいいのではないか」と述べた。

 男性の「方向性が決まっていた」との発言に対し、20代男性は「少しはあったと思う 」と述べ、50代女性は「(評議では)わたしたちの意見も十分取り入れてもらえたし、 問題はない」と話した。

 同地裁で行われた1次会見には、裁判員と補充裁判員の経験者計7人が出席し、「証人 を増やしてほしかった」「体力的に負担だった」などと感想を話した。


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