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石川のニュース 【3月12日02時59分更新】
創業の地、灯消える コマツ小松工場操業終了 社員「原点と別れ、寂しい」
この日は社員約450人が出社し、業務が移管される金沢工場への荷物の搬出準備など に当たった。生産管理を担当する部署では、顧客から贈られた感謝状や、工場で生産して いた古いプレス機械の写真が見つかり、手を止めて思い出話に花を咲かせる社員もいた。 5日に記念パーティーが開かれたため、この日は特別な式典などは行われず、午後4時 45分にいつもと同じチャイムが鳴って終業を知らせた。 門を出た宮西則行さん(48)は「忙しい時は夜の12時まで仕事をしたことが懐かし い。寂しい思いは、じわじわ強まってきそう」と話し、永野淳さん(42)は24年間務 めた工場に向かって何度もカメラのシャッターを切った。 12日から15日までは運送業者が荷物を金沢工場に運ぶため、一般の社員は出社しな い。小松工場の業務は金沢港の金沢工場に移管され、従業員約500人は金沢工場と粟津 工場のほか、コマツの協力企業に勤務することになる。12日以降も小松工場で業務を続 ける守衛の1人は「人がいない工場は寂しいだろう」と漏らした。 コマツ小松工場 1921(大正10)年に設立された小松製作所の本社と工場が基に なっている。約13万7千平方メートルあり、大型プレス機械を生産していた。今後、建 物は撤去され、来年5月のコマツ創立90周年を記念し、研修・教育センター(仮称)と 記念館などが整備される。
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