石川のニュース 【2月16日03時02分更新】

金大「非文献」を網羅 写真や所蔵品などネットで公開へ

システム構築の作業に取り組む田助教=金大角間キャンパス
 金大総合メディア基盤センターは、教員が撮影した調査写真や同大資料館の所蔵品など 文献ではない研究資料をデータとして登録し、インターネット上で公開するシステムの構 築を進めている。15日までに試験運用を始め、将来的には既存の文献検索システムと合 わせて金大の「知」を網羅する。

 同センターは同大附属図書館が運営する論文検索システム「KURA(くら)」では対 象とならない文献以外の資料にも収集、公開の範囲を広げるため、2004(平成16) 年、システムの構築に取り掛かった。

 これまでにインドの遺跡調査写真を収めた「アジア図像集成」や、金大資料館が所蔵す る旧制四高の物理実験器具のデータ、科学衛星「あけぼの」観測データなどを公開した。 アジア図像集成では各写真の撮影地点や遺跡年代が確認でき、衛星画像地図で周辺遺跡の 所在も分かる。

 今後も学内各所に呼び掛けて映像や音声も含めたデータ収集を進め、金大の知的活動を 網羅する考えだ。

 取り組みは16日に同大附属図書館で開かれるシンポジウム「大学図書館のミッション と機関リポジトリ」で紹介される。同センターの田良宏助教は「研究室に埋もれていた データが公開されて誰もがアクセスできるようになれば分野を超えた学問の発展につなが るはずだ」と話した。


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