|
|
石川のニュース 【1月18日01時49分更新】
人工林に竹増殖 県産スギの成長妨げ 2月、鶴来で除去作戦
スギやヒノキなどの人工林は全国の森林の約4割を占め、県内には約10万ヘクタール の規模で広がる。 かが森林組合(小松市)によると、管内では10年ほど前から人工林で竹が目立つよう になってきた。昨年、所有者を対象にアンケート調査を行った結果、「竹を伐採したくて も人手が足りない」「竹の成長が早く、整備が追いつかない」などの実態が判明。50代 以上が大半の林業者個人では、阻止が難しいことが浮き彫りとなった。このため同組合は 県の海岸林・里山林対策事業の一環で竹を除去する方針を決めた。 来月から竹の除去を始めるスギ林は、白山市鶴来地区の白山町、道法寺町、曽谷町など の約4ヘクタールとなる見込み。同組合は今月中に所有者の要望を取りまとめ、伐採重点 地区を決める。宝達志水町、輪島市など能登地区でも除去が始まる予定で、県内の人工林 約50ヘクタール内の竹を駆逐する。 県林業試験場(白山市)によると、人工林に侵入しているのは、繁殖力が旺盛(おうせ い)な中国原産のモウソウチク。日光を遮るためスギの成長を妨げ、間伐や搬出にも支障 を来し、山の管理放棄にもつながる。竹が根を張った場所は保水力が弱く、大雨で表土が 流れる悪影響もあるという。 同組合では、根元から1メートルほどの高さで竹を切る簡便な方法を試みる。2月ごろ に竹を切ると、3、4月に根から盛んに水を吸い上げ、1年後には根から枯れ、手で引き 抜けるようになるという。 鶴来地区の山林所有者は「汗水流して育てたスギ林に竹が割り込んできても手の打ちよ うがなかった。一日でも早く除去し、山を守りたい」と話した。
石川のニュース
|