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石川のニュース 【11月29日03時04分更新】
白山は生活、心の拠り所 「石川県に世界遺産を」推進会議 能美でセミナー
安田教授は「霊峰白山と能美地域」と題して基調講演した。約4200年前に中国から 渡った人たちが白山周辺で「越(えつ)」を建国したのが白山信仰の始まりとする持論を 展開し、山を崇拝する心が欲望を抑え、平和な地域づくりに貢献したと説明。「白山を源 とする手取川の水で稲作に励むうちに、ものづくりの技術が培われ、製造業が発展する基 盤となった」と話した。 「山ろくと流域の文化的景観」と題したパネル討論では、藤島秀隆金沢工大名誉教授が 室町時代の軍記物語「義経記」に、奥州へ逃れる源義経が旧根上町の町名由来の「根上の 松」や辰口地区にあった白山7社の一つ「岩本宮」に立ち寄ったとする記述があることを 紹介した。能美市立博物館の北村周士学芸員は白山一帯の自然や霊場などを描いた同館所 蔵の「白山曼荼羅(まんだら)図」を取り上げ、「古くからこの地に白山信仰が根付いて いた証拠になる」などと話した。 元旧寺井町立歴史民俗史料館長の勘田秀氏は、川北町では藩政期から戦後まで青年団員 が一生に一度は白山に登り、参拝する習慣があったと説明。コーディネーターを務めた東 四柳史明金沢学院大美術文化学部教授が「白山にまつわる歴史や文化遺産を保存すること が大切だ」と述べ、世界遺産登録へ息の長い取り組みが必要との考えを示した。
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