石川のニュース 【10月1日05時19分更新】

金沢のファミレス、分煙不完全の実態明らかに 金大教授らが調査

喫煙席が設けられているファミリーレストラン=金沢市内
 金大医薬保健研究域の城戸照彦教授と学生グループが金沢市内のファミリーレストラン で実施した分煙対策調査で、調査対象の12店すべてで喫煙席を設けても、禁煙席や境界 席の利用客が受動喫煙に遭っていることが30日までに分かった。分煙が不完全な実態が 明らかになり、受動喫煙の防止へ各店の取り組みが一層求められそうだ。

 調査は、昨年度卒業した同大医学部保健学科の8人が2008(平成20)年8〜10 月の昼食時に実施。環境測定では、全店舗の禁煙席と境界席で、時間の経過とともに浮遊 粉(ふん)塵(じん)濃度が増加した。

 厚生労働省が定める分煙効果判定基準と照らし合わせると、7店の喫煙席で1立方メー トル当たりの浮遊粉塵濃度が基準値の0・15ミリグラムを超え、5店で一酸化炭素濃度 が基準値の10ppmに達していた。5店で気流が不十分だった。

 質問用紙を使った意識調査では、「タバコ対策の改善を望む」が66・6%に上り、求 める対策は完全分煙が42・8%、全面禁煙が23・8%だった。

 城戸教授は「ファミリーレストランは子供から高齢者まで不特定多数が利用する。受動 喫煙の実態を周知し、対策を促したい」と話した。調査成果は10月24、25日に金沢 市で開かれる日本禁煙科学会第4回学術総会(本社後援)で発表される。


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