
菅笠の伝承に向けての取り組みを話し合う会員ら=高岡市のふくおか総合文化センター
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全国シェア九割を占める高岡市福岡地域の菅笠(すげがさ)を後世に残すため「越中福
岡の菅笠製作技術保存会」が三十日に発足し、高岡市のふくおか総合文化センターで設立
総会が開かれた。菅笠の生産者など会員約三十人が地域の伝統工芸伝承に向け意識を高め
、会長には菅笠の笠骨製作技術者の木村昭二さん(高岡市福岡町大野)が選ばれた。
福岡地区の菅笠は、加賀藩が藩財政を支えるために生産を奨励し、十七世紀後半には「
加賀笠」の名で全国に出荷された。ピーク時には福岡地域で菅笠作りに携わる家が七十―
八十軒あったが現在は五、六軒で、笠製作者の平均年齢が八十歳を超えるなど後継者の育
成が急務になっている。加えて、材料のスゲは年々入手しにくくなっている。
総会では、生産者の養成制度を設けるほか、保存会認証のシンボルマークを作り、福岡
地域の菅笠のブランド化を図ることなどの事業計画案が発表された。
役員は次の皆さん。
▽会長 木村昭二▽副会長 日和祐樹▽理事 山岸信一、寺島富子、宮崎光子、城山孝
▽監事 中川正一▽会計 米澤アヤ子