
広島や長崎で被爆した人たちの体験記に聞き入る児童=魚津市住吉小
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魚津市住吉小で二十五日、被爆体験記朗読会が行われ、四、五、六年生七十六人が広島
や長崎で被爆した人や富山大空襲の悲惨な話に耳を傾けた。
原爆投下から六十年以上たった今、過去の悲惨な体験を語り継いでいこうと、魚津市役
所の有志らが企画して三年前から始まった。
同日は「被爆のつめ跡」と題した原爆投下直後の惨状を写したビデオを上映した後、読
み聞かせボランティア「おはなしを楽しむ会」の纓坂鈴香さん、浜辺百子さんが被爆者の
体験記や原爆詩、富山大空襲の体験をつづった「八月二日、天まで焼けた」「ほむら色の
空」などを淡々と朗読し、子供たちは初めて聞く話に聞き入った。
長崎市出身の纓坂さんは「戦争は人の心を変えてしまう」と身近な人たちの被爆体験を
聞かせ、沖縄戦での特攻隊や集団自決の写真を見て「自殺したの?」と聞く子供に「死に
たくなかったけれど、死ななくてはならなかったの」と諭すように話した。
最後に全員で黙祷し、纓坂さんは「生命の大切さ、平和のありがたさを知るため、夏休
みには(被爆体験記など)たくさんの本を読んでほしい」と呼び掛けた。
朗読会は八月六日に大町小、八日に上野方小でも行われる。