
特別保安検査のため北陸電力本店に入る原子力安全・保安院の検査官=富山市の同社本店
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北陸電力が志賀原発1号機(石川県志賀町)の臨界事故を隠していた問題で、経済産業
省原子力安全・保安院は二十二日、富山市の北陸電力本店で特別保安検査に入った。十九
日に始まった志賀原発での特別保安検査と並行し、二十三日まで行われる予定である。
本店には午前九時過ぎ、保安院原子力発電検査課の検査官三人と志賀原子力保安検査官
事務所の検査官二人が入り、北電の塩谷敏文執行役員経営企画部長、金井豊支配人原子力
部長が対応した。
初日は午後六時半ごろまで、臨界事故の原因究明や再発防止を検討する本店の役割、社
内体制のほか、事故の記録、原発内で事故が発生した際の対応について定めた規定、要領
書類の調査などを中心に検査が行われた。終了後、検査官の一人は「調査中でありノーコ
メント」と述べるにとどまった。
一方、北電は二十二日も引き続き、事故調査対策委員会の原因究明部会と再発防止策検
討部会、設備安全対策総点検部会を断続的に開いた。原因究明部会では、すでに退職して
いる当時の発電所長と、現在は北電役員の職にある当時の発電所長代理らから、事情聴取
を続けており、臨界事故の隠ぺいを決めた発電所の緊急会議の状況などを詳しく調べてい
る。