2006年11月4日更新
「フォーラス旋風」富山にも 金沢行きバス増車 JR「満員」 総曲輪は「客足変わらず」

 イオン(千葉市)のファッションビル「金沢フォーラス」がJR金沢駅東口に開業して 最初の休日となった三日、富山と金沢を結ぶ高速バスが急きょ増車されるなど、北陸初登 場のブランドなどを目当てに、富山県内から多くの買い物客が金沢に向かった。富山市の 中心商店街は「現時点で影響はない」としているものの、「フォーラス旋風」で県内での 年末商戦が激化するのではないかと見方も強まっている。

 富山地方鉄道(富山市)と北鉄金沢中央バス(金沢市)は連休中の三日間、高速バス金 沢線で富山駅前を午前九時、十時、十一時に出発するバスの台数を、普段の五十三人乗り 一台から、二台に増やした。それでも、三日には同九時発の便で乗車希望者が定員を超え 、乗り切れないという事態も発生。同十時発の便を急きょ一台増やし、三台運行した。

 富山駅前のバス乗り場では、普段は富山市内で洋服を買うという会社員女性(21)が 「北陸初登場のブランドを見てみたい」と笑顔でバスに乗り込んだ。金沢は買い物で時々 訪れる程度という会社員女性(26)からは「フォーラスに良い店があったら、何度でも 金沢に通う」という声も。富山地方鉄道は「やはり若い年代が多かった」(富山自動車営 業所)という。

 JRを利用して金沢を目指した買い物客も多かったようだ。普通列車の多くは五日まで 、通常の二倍の六両編成で運行中だが、JR金沢駅の駅員は「富山方面から到着する普通 列車は、午前中を中心に満席だった。フォーラス開業の影響だろう」と話した。

 富山市の中心商店街は三日、「客足はこれまでの休日と変わらなかった」(総曲輪通り 商盛会)としながらも、関係者の中には、金沢フォーラス開業の影響が「年末から初売り 、来春の冬物バーゲンまで続く可能性もある」と懸念する向きもある。

 四、五日は、中心商店街や大和富山店などが、周辺八駐車場を無料開放する「第七回街 なか感謝デー」を実施する。商盛会の松井健資理事長は「総曲輪にはフォーラスにないブ ランドを扱う店もある。個店の魅力をアピールする取り組みを進めたい」と力を込めた。




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