中小企業庁が地域の特性を生かした製品開発を後押しする「JAPANブランド育成支
援事業」に、高岡商工会議所の銅器、漆器産業の振興が採択された。同事業の採択は、富
山県内からは初めて。今年度から二〇〇九年度にかけ、富大芸術文化学部、地元業界、県
、市などの産学官一体で、新分野の商品開発、販路開拓に取り組む。
今年度の採択は高岡を含む二十三地域。五日、事務局を担う日本商工会議所から通知が
あり、今年度分である五百万円程度の補助が確定した。
事業推進の総合プロデューサーを、富大の前田一樹芸術文化学部長が務める。今年度は
六月中にも、行政、業界代表を加えた高岡ブランド運営委員会を設置し、対象市場や商品
開発に向けた試作品の概要などを盛り込んだプランを作成する。さらに、デザイナー、作
り手、販売業者などによる高岡ブランド戦略会議を別途組織し、国内外の講師を招いた講
習、演習会や、フランス・パリの見本市出展などを実施する。
来年度以降は、毎年上限三千万円程度の事業を組み、三分の二の補助を受ける。初年度
に策定したプランに基づき、商品の市場投入までこぎつけたい考え。住宅設備、自動車な
どの新分野展開や、前田学部長と交流のあるイタリア・アルマーニ社など一流ファッショ
ンブランドからの商品受注などを目指していく。
高岡商工会議所の織田幸市伝統産業部会長は「育成すべき産地として認知されたのは非
常に喜ばしい。産学官で将来のあるべき姿を見いだしたい」としている。